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    季刊保育問題研究279号

    絵本と出会う風土づくり

     

    お気に入りの絵本を「読んで」と持ってきて、保育者の膝に座り、ページをめくりながら

    会話を楽しむ子ども。保育の場で絵本は子どもたちの身近にあり、なくてはならない

    大切な文化であることを実践の中で確信しています。

    一方で、スマートフォンの急速な普及とともに、テレビ・DVDなども含めた

    デジタルメディアがまわりに急増しています。

    家庭だけでなく、保育の現場でもタブレットを使って絵本を見せる取り組みも

    耳にするようになりました。保育者養成校では、アニメやゲームのことはよく知っていても、

    「おおきなかぶ」の絵本に初めて出会うという学生もいます。

    そこで、今一度、子どもにとって絵本がもたらすものは何かを探り、

    その楽しさを捉えなおし文化的風土として継承していくために考えあいたいと思います。