保育問題を自主的・民主的に研究する団体

 保問研は、保育についてのいろいろな問題を、自主的・民主的に研究する団体です。自主的とは、上からの「圧力や指導から自由で、自分たちの自発的意思に 基づいて」という意味です。民主的にとは、みんなが対等平等で、一人ひとりの意見を大切にしながら、子どもの立場に立って、共同研究をするという意味で す。

◆保育者と研究者が同じ床の上に立つ研究団体

 保問研には、保育のさまざまな問題を、話し合ったり、深め合ったりしたいと思う人は、誰でも入ることができます。
保問研の会員の中には、幼稚園、保育園などの保育実践の現場の人もいれば、保育問題を研究している、大学などの研究者や学生もいます。
保問研の中では、実践者も研究者も対等平等の立場で、共同研究をします。すべての会員に研究成果を発表して、意見を述べ合い、討論し合うことが保障され ています。研究者は実践から学び、実践者は研究者の研究成果から学び、協力して問題の解明を進めます。

◆空理空論ではなく、事実に即した実践的研究

 保問研は発足当初から、頭の中だけでいろいろに保育問題を解釈する立場ではなく、客観的な事実から出発し、現実にある問題をどう解明し解決するかとい う、実践的な立場を一貫してとってきました。つまり、現実の子どもや保育の現場を大事にして、実践を総括して理論化することと、理論を実践で検証すること を常に大切にしてきました。
だから保問研は、特定の学者や理論を一面的に崇拝したり、権威を振りかざして相手を攻撃したりする態度とは無縁です。
もちろん、これまでの保育研究の歴史的研究成果や、先輩たちのすぐれた理論や実践を決して軽視することなく、そこからよく学ぶことを大切にしますが、その場合でも、常に事実に照らし合わせて、検討し取り入れる態度をとります。