季刊保育問題研究289号
便利な生活と子どもの育ち
現代文明は、生活の便利さを追求・進化させましたが、生活は本当に豊かになったのでしょうか?
一例ですが、紙おむつを使用すれば、漏れずに快適に過ごせる時間が長くなりました。
その一方で、子どもが不快感を得にくく、排泄の自立が遅れているという事例があります。
子どもに関わる大人は、子どもにとっての豊かな生活をどのように選び取っていくかという視点を
忘れてはなりません。
そこで本特集では、便利に変化していく今の時代の生活が、子どもの育ちにとって
どのような変化や影響をもたらしているのか、どのようにして子どもの豊かな生活を
作り上げることが出来るのかを探りたいと考えます。