この秋に、全国各地でセミナーが開かれました。
(1)全国保育問題研究協議会と大阪保育問題研究会共催で「東日本復興セミナー・かけがえのない1人ひとりのいのち…大震災が教えてくれたこと」が11月18日に行われ、404名の参加で大盛況でした。「子どものいのちと保育を考える」シンポジウムでは、まさに「いのちと向き合う現場」(給食・障害児・医療と保育)からシンポジストが立ち、またダンプ園長こと高田敏幸氏による「お話しとあそび」、全国の状況、そして会場でもある大阪の状況が伝えられました。
あわせて、同じ大阪堺市を会場に、11月17日大阪保問研主催の「秋の研究集会」では、「乳児のクッキング」・「場面記録から学ぶ」・「劇づくりの実践」・「歌とリズム」・「これからの保育と情勢」・「美術活動の実践から学ぶ」といった6つの分科会が設けられ、活発な討論が行われました。
(2)11月11日、東京保育問題研究会の秋のセミナーが開催され66名の参加者がありました。「今保育に求められること」と題して、宮城県の亘理町立吉田保育所所長の鈴木由美子氏の講演「東日本大震災 その日・それから」が行われ、前亘理町立荒浜保育所所長で経験された3.11で、何が起こりどのように子どもたちのいのちを守ってきたのか、そしてこれから私たちが求められることについてお話しがありました。命を守る……その重さが会場中に伝わってきました。
午後は4つの分科会(「寄り添う保育の大切さ……0歳児クラス」・「ひとりひとりが大事にされる集団づくり」・「震災から見えた保育園・保育者の役割と防災対策」・「絵本から始まったあこがれの池づくり」)に分かれて実践を基に活発な意見が交わされました
(3)石川保育問題研究会では、11月23日、ダンプ園長が来てくださいました! 午前中は荒馬を指導していただき、午後からは遊び講座でした。ダンプ園長の保育に感激しました。子どもが生き生きと生活し、地域の中にも豊かな人間関係がありました!「世の中の方々にいっぱいご迷惑かけようじゃないか!」というダンプ園長の言葉が印象に残っています。ダンプ園長のあそび講座では大人がキャーキャー体を動かして、夢中になって、騒いだり、楽しんだりの心地よさを感じました。ダンプ園長の言葉や子どもとの向き合い方に目からウロコだった保育士も多かったみたいです。ダンプ園長は思っていたより若くてユーモアのある素敵な方でした!
各地の復興支援活動/2013年静岡集会ニュースNo.1は、下のトピックスをご覧ください。